はじめての読書会 第3回
今回の課題図書はローベルト・ゼーターラー著『キオスク』東宣出版
パネラーは、この本を翻訳した酒寄進一さんと“はじめての海外文学フェア”で推薦してくれた遠山明子さん、「BOOKS青いカバ」店主 小国貴司さん、「双子のライオン堂」店主 竹田信弥さん、東宣出版編集者 津田啓行さん。
そして司会は書評家の倉本さおりさん。
第3回目も好評でした。
参加してくださったみなさまありがとうございました。
“はじめての読書会”は通称こわくない読書会。
読書会に行ってみたいかも……というビギナーさんのための読書会なので発言しなくてもOKです。
前半1時間はパネラーによる課題図書についてのトーク。
後半1時間は発言“できそうな”人だけ発言してみよう!というスタイル。
お客様の感想などはtogetherで見てみてくださいね。
https://togetter.com/li/1121662
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読書会の途中にお客様から『この本を読むにあたって読んでおいた方がいいサブテキスト的な本はありますか?』という質問があった。
酒寄先生はウ~ンと考えてから、『この本を理解することを最終的な目的としてサブテキストを読むのではなくて、この本が出発点になるといいね。本を読んで気になったことに関する本や小説を読んでみるっていうのがね。』と言っていて私は『そうなの!先生!よくぞ言ってくださったー!ありがとー!!!』と声を出しそうになった。
確かに、私もはじめてブルガーコフの“巨匠とマルガリータ”を読んだ時に『あー、コレ時代背景が分かってたら実はアレを皮肉っていたのかも!とかそういう楽しみが増えてたかもしれないな~、ちょっとくやしい~』と感じた。
知識って確かに読書を豊かにするけれど、あまりそういうのを気にすると何も楽しめなくなっちゃうので、私は読んだ本から枝分かれして少しずつ吸収するようにしています。
このイベントの打ち上げでイベントスタッフから有隣堂のビブリオバトルグランドチャンプ大会でバトラーさんが『靴を売るシンデレラ』を紹介してくださったという話を聞きました。
なんと、この本を知るきっかけになったのが“はじめての海外文学”フェアなんだとか!
ありがとうございます!
この本の推薦者の田中亜希子サンにもお伝えしました!
メチャメチャ喜んでましたよ!
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